30代の女性が資格取得の勉強に打ち込む前に読んで欲しい「資格について」の個人的な見解。

30代の資格

男女の雇用機会均等が叫ばれているにも関わらず、30代女性の転職が難しい現状にはとても頭がきます。
結婚して仕事はもうかなり前に辞めてしまった、子育てで10年ぐらいブランクがある・・・。そういった理由だとなおさら仕事に就くのが狭き門になってしまいます。
そこで、誰もが考えるのが
半年ぐらいの勉強で取れる”食いっぱぐれのない”資格ってないかしら・・・
まずはここに辿りつくと思います。
「30代 女性 資格 ランキング」なんてキーワードで検索してきた人も多いんじゃないでしょうか。
結論から言ってしまうと、そのような万能な資格はありません
資格ランキングみても、どこも同じような資格が並んでいると思いますが、簡単に取れて食うのに困らない、そんな資格はどこにもないですよね?
その中でも、かんたんに取得できそう、と気になるのは医療事務や簿記2級などではないでしょうか。
しかし、30代という年齢と資格の難易度、就職に活かせるか否かを考えると、取得する意味はもちろん0ではありませんが、コストパフォーマンスは悪いと思います。
以前の仕事の延長線上にある資格なら、就職には有利になるのですが、資格だけで未経験の仕事に就職するのは正直言ってハードルが高いです。
ちなみに医療事務の属する「事務」や、簿記2級の属する「経理」のお仕事は、ここ最近の有効求人倍率が「事務」だと0.25倍ほど、「経理」でも0.6倍ぐらいということで、とても競争率が高いお仕事になっています。
この倍率ですが、数字が「1」より低くなると競争が激しいとされ、事務のように数字が「0.25」倍だと、これは1件の求人に対して4人の応募がある。つまり平均して4倍の競争率だということになります。
ですから、ちょっと条件のいい事務の求人になると一気に10人位の人達が競争相手になり、未経験者など入る余地がありません。
そして、”伸びしろがある”という理由で経験者の中でも年齢が比較的若い人が選ばれる・・・ということが起こるわけです。
会社によっては、事務や経理は、ある程度誰でもできるということで、派遣に置き換えるということも増えています。
また、皆さんが事務とか経理ならなんとかなると思うのであれば、他にもそう思っている人が沢山おり、競争相手が多くなります。
以上から事務とか経理というのは競争が激しくて転職活動が大変な分野になっています。
ではどうすればいいの?ということになりますが、「かんたんな勉強」で「競争もあまりなくて」「くいっぱぐれのない資格」ということだけでしたら、給与水準をある程度考えられるのであれば、紹介したい資格が1つあります。
それは介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)です。
これは目安としてかかる費用は10万~15万円ぐらい、取得期間としては2~3ヶ月かもうちょっとで取得できるとされています
介護の分野はニュースなどでお聞きの通り大変な人材不足で、有効求人倍率でみても常に2倍近い状態になっています。つまり10件求人があったら、5件は応募がないような状態です。ですから、みなさんが30代の女性で資格を持っていれば、まず間違いなくどこかには受かると思います。
更に、上位の資格には「介護福祉士」や「ケアマネージャー」の資格があるので、もし介護の仕事の中で専門性を高めていこうと思うのであれば、キャリアパスをある程度明確にすることができます。


介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級) 目安:1ヵ月~4ヶ月
介護福祉士 実務者研修の資格取得後に実務経験3年以上
ケアマネージャー 規定の資格取得、実務経験5年以上

介護業界ではなくて・・・と考えた時。

しかし、介護分野は仕事の大変さと給与水準が見合っていないとされ、離職率がとても高い業種の1つになっています。
そのため、これを読んでいる皆さんの中にも「介護の資格のことは知っているけれど、給与が低いし仕事も大変そうなので他の資格で・・」と考えている方も沢山いらっしゃると思います。
そこで、上記を踏まえて、個人的にこれならお薦めできるかもしれないという資格を取得の難易度別に紹介してみたいと思います。

個人的におすすめの資格。

今回、おすすめしている資格は5つありますが、基本的な考え方としては資格を取得して、その後仕事を続けることで「経験が積み重なる」「その後の転職が有利になっていく」「40代~50代になっても転職できそう」なものを考えて選んでいます。
それぞれが全くタイプの異なる資格となっていますので、興味が持てた資格については個人的に調べなおしてみることをおすすめします。

難易度★ 「簿記2級」

まず比較的、取得が簡単な資格でおすすめなのが「簿記2級」と「貿易事務」になります。大体目安としては数ヶ月~半年程度の勉強で取得できると思います。
「簿記2級」ですが、これは資格取得後は「経理」のお仕事に就くことになります。先ほど「経理」は求人倍率が0.6倍ほどで競争が激しく、転職が難しい職種として紹介していますが、それでも事務系の仕事と比べると、より専門的なため差別化しやすく、経理1級やその他にも上位資格があります。
また業界ごとに独特の経理慣習があるとされ、これも専門性を高めることにつながります。同じ業界であれば、経験が転職につながると考えられます。
最初の転職はとても大変かもしれませんが、その後は「毎日の仕事の中で経験を積み、専門性を高めていく」ことで、40代以降の転職も十分できるお仕事だと思います。
経理は有効求人倍率が低いため、転職しやすさからいうとあまりおすすめはできませんが、出来る限り難易度の低い資格に限定したい人、かつ経理の業務が好きになれそうな人におすすめです。
簿記2級、3級は転職や就職に有利?資格のほんとの体験談。

難易度★ 「貿易実務検定」

貿易事務ということで「事務」業に入るため、非常に競争が激しいのですが、一般事務よりもはるかに専門性の高いため転職のしやすさからいうとややマシになります。
上位資格として「通関士」が存在していて、貿易事務の資格取得後になんとか「通関士」取得まで行けば、やはり40代~50代の転職もできるのではないかと思います。海外との貿易のやり取りが必要で資料作成が主な仕事なので「英語」のスキルも必要になるケースが多いです。
この資格をおすすめしている理由は、業務が専門的であるため転職がしやすい点、40代~50代の女性もたくさん活躍しているという点です。女性の就業率が高く、その点も魅力的です。ただし、、「派遣」での就業が多くなっているため、必ず正社員で働きたい、という方には向いていないかもしれません。
「貿易実務検定」の資格は民間資格となり、A級~C級まであります。誰でも受講可能で、C級なら5,980円で受験できますし、年に何回も試験があります。

難易度★★「チャイルドマインダー」

チャイルドマインダーはいわゆる保育士のような保育の資格に属しています。これは民間資格となり大体の取得目安は通学で週1回、約6ヶ月が目安となります。受講料金はこれも目安40万ぐらいだと思ってください。
普通に働くとなると、保育園でのアシスタント業務やベビシッター派遣などでの働き方が一般的です。この点だけではあまり魅力を感じないのですが、私がこの資格をおすすめする理由は、チャイルドマインダー資格の取得後に開業することによって、保育ママなどへの道が開けることです。
いわゆる「待機児童」問題などがありますが、都市部では保育の仕事につく人が全然足りていない状態で、この分野のお仕事には追い風になっています。地域に根付いた保育ママなどの形で開業することで、40代~50代になっても安定して仕事につけそうな点は非常に魅力的です。
詳しくはこちらの専用ページでも紹介しています。
【保育の資格】チャイルドマインダーとは?求人や資格についてまとめてみました。

難易度★★ 「キャリアコンサルタント」

2016年から国家資格になったばかりの穴場資格です。取得までにはまず国が指定している講習に通う必要があり、期間は4ヶ月で費用は40万円ほどかかります。ある教育機関に確認したところ「土曜日週1回、大体4ヶ月ほどのカリキュラムになります(※東京の場合)」とのことでしたので、在職中の方でも取得可能です。
国で指定されている以外の民間講習を受けても、キャリアコンサルタントの受験はできないので要注意です。必ず認定されている講習を受けてください。※国に認定されている講習がこちらです。
このキャリアコンサルタントをおすすめする理由としては、まず人材分野は人材の流動性が高く、経験者にとっては比較的転職しやすい多い職業だということです。今までは国家資格はありませんでしたから、いち早くキャリアコンサルタント資格をもっておけば、経験なしの異業種転職や、30代の女性の再就職であっても転職できそうな気がします。
詳しくは「週刊ダイヤモンド 食える営業 飢える営業 大転職時代」。
また、人材系のお仕事はお給料が高めになっていますので給与的な魅力もありますし、特定の分野に特化した会社も多く専門性も身に付けられそうな点がメリットとしてあります。
ただし、いわゆる転職エージェントや派遣カウンセラーのお仕事は大変激務なので、フルタイムはもちろんのこと残業も多くなるのがデメリットとして挙げられます。また、給料が高いといっても、転職エージェントの会社では給与を成果報酬にしているところもあります。紹介件数が少なければ、給与も大したことありませんので、気をつけて下さい。
このキャリアコンサルタント、現在14万人ほどらしいですが、2020年には30万人まで増やすという目標になっており、いま国策資格ともいえます。

難易度★★★「看護師」

条件と仕事への適正が合うようであれば、1番におすすめしたいのは「看護師」資格です。
看護師免許を取得するためには通学で最低3年(or4年)学校に通わなくてはいけません。3年間学校に通うという時点で条件をクリアできる人が限られてしまうと思いますが、看護師は大変な人手不足で有効求人倍率が2倍近いです。今後20年~30年とこの逼迫した状態が続くことが見込まれますので、転職も安泰です。
看護師の魅力はそれだけではなく、まず1年目からお給料が高い職業になっていて、たとえ転職を繰り返したとしても他の業種よりお給料が確保されているのが魅力です。
またしっかり働きたい人には「専門看護師」「認定看護師」といったように上位資格がありますし、それ以外にもスキルを構築しやすいお仕事なので40代~50代のキャリア形成がみえやすいのもメリットです。
看護師の離職率は10%程度とされていて、この数値はそこまで高くありません。また離職率は年々下がってきています。仕事柄、特殊な仕事なので適正が駄目な人はどうしても駄目だと思いますが、他のお仕事より低い離職率となっていることからお給料を含めた働く環境はそこまで悪くないと思います。

30代だからこそ考える40代、50代になってからの仕事。

女性が30代になって再就職や復帰、もしくは異業種への転職を考えたとき頭の中に浮かぶのは、40代や50代になった時にまた転職活動で疲れたくない、という考えが大きな部分を占めると思われます。
資格を取得するにも、それなりに時間とお金と労力がかかりますので、資格を無駄にしたくないという気持ちも強いと思います。
そこで、今回は資格取得して、仕事を通じての上積みも見込めるような資格を1番のポイントとして、おすすめの資格を5つ紹介してみました。
正直なところ、「貿易実務検定」ですとか「簿記2級」といった資格は比較的難易度も低く、お仕事の有効求人倍率も悪く、最初の転職先を見つけるのは、かなり困難と伴うと思います。
それでも、上位資格や仕事の専門性の点から、一度仕事につければ、仮に再び転職活動をすることになっても比較的容易に転職できるとと個人的には思っていますので、お仕事の内容に興味がもてるようであれば、さらに踏み込んで調べてみることをおすすめします。

最後tに。資格の勉強を始める前のポイント

これから資格の勉強を始める方にお伝えしたいのが、取得する資格の求人を前もって確認しておくことになります。
ハローワークでもリクナビのような転職サイトの求人でも、どんな求人が出ていて、どんな条件で募集があるのかを実際に見ておくことで、転職市場の動向や、どのようなスキルが必要なのかが把握できるからです。
資格取得後に「取ってはみたものの、求人がなく、全く活かせてない・・・」なんてことがないように、資格を取ってから初めて求人を見るのではなく、資格の勉強を始める前に求人を探してみたほうが効率が良いと思います。
20代や30代の転職で必要なこと。

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