販売職やアパレルから異業種への転職。
体験談その1.外資系アパレルブランドで3年間働いた後に転職。
大学を卒業後、高級アパレルブランドにアルバイトとして入社後、3年間販売職をしていました。外資系という事もあって非常に待遇は悪くは無いものでした。
アルバイトでもきちんとボーナスは出ていたし、インセンティブなどもありました。
しかしながら接客業はストレスがたまる一方で、トラブルも多いのが自分としては厳しいものでした。
自分が居たブランドはメンズのブランドでしたが、同じグループの傘下にあるレディスブランドの社内セールなども購入することが出来ました。
その点は嬉しかったのですが、何だかそのブランドのバッグを格安で購入することが出来て、満足したというか、別にこの会社に居てもメリットが無いのではないんじゃないか…と思うように。
さらにはこの業界はほとんど正社員という雇用形態は無く、なれても契約社員。
就職氷河期に正社員になれずアルバイトから入社した私にとって、どうしても「正社員に憧れていた」という事もありました。
正社員になったらもっと良いボーナスがもらえるんじゃないかという事と、アパレルでいい年齢になっても務めるのは難しいかなという思いから異業種の転職を決意しました。
そこで、転職支援サービスに登録し、求人を紹介してもらい、とんとんと選考が進んだデベロッパー系の会社に就職しました。もちろん正社員として。
しかしながら、外資系からガチガチの日本企業に勤めてみると堅苦しさと上下関係、規則の多さにうんざり・・・
せっかく仕事を変えたのにたった1年でボーナスをもらう前に辞めてしまいました。
転職活動が厳しかったというのも合って、選考がすすんだ会社だけを選んで妥協したせいだと痛感しています。
体験談その2.製造業を辞め、アパレル業界に飛び込んだ
私は20歳の時に転職をしました。
2年間、勤めていたパンの製造工場を辞め、婦人服売り場に販売員として転職を決意しました。
なぜ、全く違う職種に就いたかというと、仕事に遣り甲斐を感じたかったからです。
製造業はお給料も安定していますし、作業も決まったことを時間内に行えば良いので、精神的に苦痛ではありません。人間関係に問題がなければ最高の仕事だと思います。
しかし、私の中で「ずっとこの作業をしながら生きていくのか?」と疑問が湧きました。
まだ20歳です。やろうと思えば何でもできる年頃なので新しいことを始めようと決意しました。
退職までの流れはスムーズでした。
工場長は人手が少なくなることに悩んでいましたが、パートの方々は「若いんだから外に出る仕事をしなさい」と応援してくれました。
そして、私はアパレル業界に無事デビューを果たしました。
工場とは違い、常に人からの視線が気になる職業なので、日々の生活にメリハリが付きます。
最初は何もかもが初めてなので、接客をすることも、商品出しすることも全ての作業に対し、緊張するばかりです。
入社して一番、衝撃的だったことが綺麗な女性が多いことでした。
私など存在しても良いのかと感じるほど、レベルが高いので劣等感が生まれました。
しかし、自分磨きを始めるきっかけになりました。販売員は動くマネキンという教えを守り、モチベーションを上げ、努力をしました。また、個人売りというノルマが付いてくるので、毎日がプレッシャーとの戦いです。
心を強く持っていないと、プレッシャーや劣等感で潰されてしまいそうでした。
私は販売員を長く続けたかったので、ポジティブ思考を常に頭に入れ、業務をこなしました。
努力して結果を出すことができたら、キャリアアップに繋がります。これは製造業ではあり得なかった話なので遣り甲斐を感じました。
時にスランプに襲われることもありますが、「この仕事で成功させる」という強い気持ちを抱いていたので頑張ることができました。
転職を決意して私の人生は変わりました。日々の生活が良い刺激になっているので、今はアパレルの仕事をしてイキイキとライフスタイルを楽しんでいます。
体験談その3.ケーキ店の販売で正社員を6年。その後、飲食店に転職するも・・・。
私が初めて就職したのは某ケーキ屋さんの販売で、正社員として6年間働きました。
5年目位から店を任されることも多くなり、やりがいも感じてはいたけど、このまま続けていていいのか…と思うようになり転職を決意。
しかし自分は何がしたいのか、何ができるのかわかりませんでした。
求人雑誌を見たりハローワークに通ったり。
でもなかなかコレ!というものが見つからず、退職してからも悩む日々。
そんな毎日を送っていたとき、求人雑誌に「新規オープンのレストランスタッフ」の募集を発見。
給料も今までより全然低いし休みも少ない。個人経営だからきっとボーナスもないだろう。でもなぜか惹かれたこの求人。
新規オープンならみんなスタートが一緒だし、6年間学んできた接客経験も生かせる!と思い、すぐに応募しました。
やる気も伝わったのか、面接も好印象ですぐに内定が決まりました。
初めての出勤日はまだ内装途中の店内での掃除から。
オーナーがレストラン経験初めてだったので、他のスタッフと色々提案しながら作り上げました。
入社してから3ヶ月は研修期間のためフルタイムパートで働きましたが、やる事がとても多く毎日残業の日々。
おかげで見たことない金額の給料がもらえました(笑)
3ヶ月後、無事に正社員になりました。
給料は下がったもののやりがいもあり、スタッフ同士仲も良く楽しく働くことが出来ました。
しかし求人に書いてあった福利厚生の話をした時、「まだオープンしたばかりだから、店の売上が落ち着くまで待って欲しい」と言われました。
サービス残業のときもあり、徐々に会社に対する不信感もうまれてしまいました。
結局1年たっても何も変わらないし売上も全く安定せず、1年半で辞めることになりました。
求人で書かれていることを信じてきちんと聞かなかった自分も悪かったのですが、面接ではこういった質問をしっかり聞いておくことが大切だと学びました。
転職を考えている皆さんへ。
販売やアパレルの仕事というのは、華やかなイメージがあったり、1回は働いてみたいと思う人気の職種ですよね。
事実、働いて見ると、やっぱり他の職業より華やかだと思います。
洋服に囲まれた仕事はやりがいがあると思います。
ただ、その一方でお給料の面を考えるとそこまで高くなかったり、30代〜40代という年齢になったときのキャリア形成に不安を感じる人が多い職業でもあります。
まずは一呼吸おいてみる。
「隣の芝は青く見える」だけかもしれません。
他業種へ未経験転職するよりも同じ業種内で転職を考えたほうが、一般的にステップアップできる可能性は高くなります。
知り合いやネットを使って自分の悩みが解消できるようなキャリアの道があるのかないのか、一呼吸置いてしっかり調べて見ましょう。
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